転職面接で大事なことは?まずはベースの考え方を理解しましょう!

就職面接は、新卒でも転職で必ず通る道。失敗は許されませんよね。では、面接ではどんな事を気を付けて、どんな事を準備すればよいのでしょうか?この記事では、会社側の立場も交えて解説していきます。

目次

会社側が面接で知りたい事は何か?

「面接」は、会社側にとって短時間でその人物を見極めなければならない大変なミッションです。せっかく採用したのに問題のある人物だったら、会社にとってはマイナスになってしまいます。だから本当は時間をかけて試しに一緒に働いたり、色々な話をしたりしてその人の理解を深めたいとろです。しかし、実際には10分〜15分程度、長くても30分程度で判断しなければならないので、面接官にとっても大変荷が思い仕事と言えるでしょう。

このように短時間で結果を出さなければならない「面接」では、面接官は面接者の一挙手一投足から、発言、言葉遣い、表情、服装まで、ありとあらゆることを一生懸命観察するでしょう。みんな笑顔なんだけど、部屋の中の緊張感はMAX。面接とはそんな緊迫した、ある意味両者による戦いの場とも言えるでしょう。

では、面接では具体的にはどんなところを見られるのでしょう?

まずは、「表情」です。緊張しないようにしても緊張はしてしまうものなので、それが表情に出たとしても気にする必要はないでしょう。そんな緊張した状況で、やはり気になるのは笑顔ではないでしょうか。面接室に入った瞬間から、退室するところまで、ずっと硬い表情でいる人よりも、笑顔を見せる人の方が一生懸命さや人柄が伝わります。

それと、「振る舞い」です。リラックスしていれば当たり前のようにできる挨拶も、緊張している状況だと、うっかり忘れてしまうかもしれません。具体的には、入室時にドアをノックし、部屋に入ったら挨拶とお辞儀はしたいところです。椅子に座る際に、面接官が「どうぞお座りください」と勧められたら座る。座ったら背筋を伸ばして元気が良さそうに振る舞う。など。この辺りは面接のコツが書いてある本などを見て予習しておくのも良いでしょう。

その後は、一般的には自己紹介、志望動機の説明、履歴書の内容に関する質疑応答などが続くでしょう。ちなみに私が面接官の時に必ず聞いていた質問があります。それは、好きなことや趣味に関することです。聞いてもわからない趣味の場合がありますが、この質問をする意図は、その人にとって「好きなこと」をどれくらい一生懸命やるか?というところを見ていました。

例えば、「本を読むのが好きです」と面接者が答えたとしたら、最近読んで面白かった本は何で、どんな内容だったか?今まで読んだ本の中で一番面白かった本は何か?どんなところが面白かったのか?などなど。

「本当に好き」なことに、どれくらい熱中できるか、は実はその人の仕事に対する取り組み方に関係性があると、私は思っています。そもそも仕事は楽しい仕事ばかりではありません。むしろ、大変だな〜、嫌だな〜、と思うようなことの方が多いのではないでしょうか。その嫌な仕事は一生懸命取り組むのが誰しも中々難しいものです。でも、好きだと思うことすら一生懸命取り組めないのなら、嫌なことは一生懸命取り組まないどころか、逃げ出すことすらあるかもしれないと思うのです。

また、「自分の好きなこと」に関心を持ってくれた人に対して、それが本当に好きならば、ちょっと嬉しいと思うのが人情ではないでしょうか。しかも興味を持ってくれた人が、ぜひ教えてほしいと言ってくるのなら、一生懸命教えようとするのは不自然なことではありません。実際、この質問でめちゃくちゃ盛り上がった面接者は、入社後仕事にしっかり取り組む人が多かったように思いますし、しどろもどろになってしまう人は、割と短期間で辞めてしまっていた印象があります。

それと、大切なのは話す内容と話し方。これは話している最中の表情も含まれます。ハキハキ話をする人。目をみて笑顔で話してくれる人は、やはり印象が良いものです。一方で、語尾がはっきりしない、目を合わせない、声が小さいなどの人は、ちょっと心配になってしまいます。一緒に働いていく仲間になったとして、上手く溶け込んでくれるかな・・・。
それと、話が長いのもNGです。聞かれたことに対して、なるべく簡潔に要点をまとめて話せる人は、印象が良いですよね。

面接は会社と面接を受ける人との静かな戦いの場

このように面接は「戦いの場」であり、面接者は頭フル回転に加えて、振る舞いや表情まで、一瞬たりとも気が抜けません。それに、質問されるであろうことを事前に準備して臨むかたが殆どだと思いますが、時として全然関係ない質問が来ることだってあります。面接は本当に大変なミッションです。ただ、面接を受ける側も大変ですが、前述のように面接をする側も大変なので、ある意味フェアです。

面接者の人が、準備万端、気持ち的に余裕があるなら、逆に面接官をめちゃくちゃ観察するのも良いことです。面接を受ける側からすると、長くお世話になる可能性がある会社の人が、元気がない、とか、目を合わせない、とか、人として何か違和感を感じるようなことがあれば、逆に入社を慎重に考えたほうが良いかもしれません。例えば条件面が、当初の話と違うなどといった困ったことも起きるかもしれません。

と、ここまで面接のことを色々書かせて頂きましたが、私は面接って人と人とが笑顔でぶつかり合う知的な戦いの場だと思うのです。だから本当は「面接を楽しんでやる」くらいの気持ちで臨んだ方が良い結果が出やすいのではないかと思うんです。それに、面接で失敗したからといって落ち込む必要もありません。もし面接で落ちたとしても、それはその会社と「ご縁」がなかったというだけのこと。もしめちゃくちゃ背伸びして、場合によっては嘘まで織り交ぜて面接を通ったとしても、入社後大変な苦労をしてしまうことになるかもしれません。面接は戦いの場である以上、小手先のテクニックで戦っても実力がなければ勝ち目がないと諦めて、真っ白な気持ちで臨んだ方がむしろ良い結果が出ると思います。

その結果もし、ご縁がなかったとしても、あなたが一生懸命働きたいと思っているのなら、あなたに合った会社は必ずあります。だから、リラックスして(ただし準備だけは万端に)面接に臨んでみてください。

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