転職面接で面接官が聞きたいことは何か?

転職に限らず、会社に入社する際には面接がつきものです。その面接では、様々なことを聞かれると思いますが、転職希望者が面接で必ず聞かれる質問として「なぜ転職しようと考えたのか?」ということがあります。


転職の動機は人によって様々です。「会社に将来性を感じられなくなった」とか「上司と合わなかった」といった、職場で感じたことが理由になる人もいるでしょうし、「家庭の事情」「収入アップ」なども転職希望者が語る ”転職の動機” としては多いのではないでしょうか?

ここでひとつ覚えておいてほしいのは、「転職面接で何も本当のことを全部話す必要はない」という事です。

例えば、あなたが面接官だとして、転職希望者が前職の会社のことをボロカスに言っていたら印象が悪いのではないでしょうか?また、人間関係が原因で辞めたとか、給料が安いから転職したい、といったことを全部正直に話す人を、あなたはいったいどう思うでしょうか?

やはり、転職を志す理由は誰が聞いても前向きなほうが印象が良いものです。

では、どんな理由が好ましいのでしょうか?


基本的には、転職を志す理由をすべて自分自身に向けたほうが良いと考えます。
例えば、「自分自身もっと成長したい」とか「御社でチャレンジしたい」などです。

とはいえ、優秀な転職者は揃いもそろってこのような前向きな理由を面接で話しますし、面接官もそれは当たり前のこととして受け止めていることでしょう。となると、他の転職者との差別化をどうするか?ということになります。

このポイントは、ご自身のこれまでの仕事の内容や取組、成功体験、失敗体験などになります。この部分は年齢によってみられる部分が少し変わってきますが、例えば20代であれば、「仕事の内容」や「経験」、「やる気」を見られます。30代は加えて「実績」も判断材料にされるでしょう。40代以上は、それらすべてを踏まえた「成功体験」と「失敗体験」、またそれら経験を踏まえて、今後自分がどのような側面で転職先に「貢献」できるかという事を、想像の範囲で良いので具体的に話すことを期待されていると思います。

また、転職先をネット上で調べられるだけ調べて、それを踏まえた話をすると、相手の印象は良いものです。それが例え間違っていることであっても、「調べてきている」というだけで相手の印象は良いものです。一方で、中途半端に調べて知ったようなことを話せば、それは悪い印象になるので、調べる以上は出来る限り努力する必要がありますし、話す際には「間違っているかもしれませんが」など、謙虚な姿勢を前置きしたうえで、更に教えを請うように話せば、印象は悪くないでしょう。


最初の話に戻りますが、転職の理由は人によって様々です。その中で、あなた自身のストーリーをしっかり練ってみてはいかがでしょうか?

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