【Case 9】「面接の時の話と違う!」予想外の状況になってしまった40代の転職ストーリー。

TKさん/43歳/男性/転職3回

大学ではマーケティング、大学院で統計学を学び、就職後はIT業界のマーケティング畑でデータ分析の仕事をしてきました。その後1社転職し、さらなるステップアップを目指してゆるやかに転職活動を始めたのが30代の終わりの頃でした。

在籍していた2社ともIT業界の会社で、自社サービスを展開していました。しかし、自社サービスを持っている会社は、サービスの保守アップデートにかかる開発費が大きく、当たればデカいのですが、当たらないとジリ貧ということはよくある話。このままでは将来的に明るい展望が無いかなと思い、収入アップを条件に転職活動を続けていました。

そんな中、転職マッチングサービスで気になる会社が。会社規模がその時在籍していた2社目の会社より売り上げ規模が大きい電子部品のメーカーでした。ネットでできる限り色々と調べてみたところ業績は順調そう。年齢的にも次の転職を最後にしたいと思い、応募してみました。

面接も順調に進み、入社が無事決まったのは41歳の時でした。それまでの経験を活かし、マーケティングの部署で広販促の仕事をする予定でした。しかし、入社初日に渡された名刺は、マーケティング部の名刺と、営業部の名刺。これはいったいどういう事かと人事担当者に聞いてみると、あくまで在籍はマーケティング部で営業部は兼任との説明が。最初に聞いていた話と違ったため、上司に質問してみたところ、「マーケティングのために、現場営業がどのようなものかを知っておいてもらいたい。元々WEB開発の会社にいて、今はメーカーに来たのだから、マーケティングの手法も違うだろう」とのこと。そんなものかと思い、まずは会社のリクエスト通りに働いてみることにしました。

しかし次の日からずっと外回り営業。担当の得意先も割り振られ、営業部の会議にも当然出席することになり、これでは営業の仕事がメインじゃないかと。しかも、営業の仕事で忙しくしている中で、マーケティング部からも仕事が割り振られ、いったいどうすればよいのか。時間に追われる毎日が始まりました。

しかも、入社後社内で聞いた話だと、ここ2年ほど競合の伸長が激しく業績悪化が著しいとのこと。自分のネット上の情報収集が甘かったかと後悔しましたが、時すでに遅し。会社は営業強化のために人を採用していたのかと、入社後知ることになり、事前の説明不足が大きすぎるし、事前の話と仕事の内容が違いすぎると、会社に対しても不信感を持つようになりました。

そこからは、急いで転職活動を開始しましたが、40代で次が4社目という職歴のせいか、応募しても中々面接まで進めず、今はじっと耐えながら仕事を続けている状況です。

とにかく自分の情報収集の甘さを大変後悔しています。そして、今までやってきたことが活かせない歯がゆさと、会社への不信感で、とにかく1日でも早く4社目を見つけて転職したいと考えています。

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