会社の奴隷になりたくない!でも何をすればいいのか分からない・・・そんな人に読んでもらいたい記事

「会社の奴隷になんかなりたくない!」ほとんど人がそう思っているのではないでしょうか。だけど自分を振り返ってみてください。あなたは会社の奴隷になっていませんか?上司から言われたことを長時間頑張っていることしかアピールできない人は、結局会社の奴隷になっているのと同じだと思います。

会社の奴隷になる事とは、自分の時間をただ単に切り売りしているだけの人生を送っているという事。あなたは本当は優秀で能力がもっとあるはず。だから本当は会社と対等でいいはずです。だけど、ちょっとした考え方やコツがわからないと、その能力も発揮できません。つまり、環境が悪いのではなく、あなたが無知なことが問題なのです。

この記事では、どうやったら「会社の奴隷」から解放され、会社から必要とされる人材になれるのか?という、本当に最初のヒントをまとめてみようと思います。

目次

会社員でよくある人物像

私はこの10年、マーケティングコンサルとして様々な仕事に参加してきました。簡単に言えば、クライアントの商品やサービスを売るためにはどうすれば良いか考え、アイデアをまとめ、それを実行するという仕事です。実行するのはその会社の現場社員たち。ほとんどのケースで現場社員とも密に接して、アイデアを上手く実行してもらうためのコミュニケーションやミーティングを、私は行ってきました。せっかくアイデアが良かったとしても実行して結果が出なければ、仕事にならないからです。

その中で、コンサルに入った当初、多くの社員に見えるのは、「会社がそう言っているならやります」という消極的な態度。改善アイデアそのものに対するディスカッションもそこにはありません。

私の雇用主は会社の経営層なので、経営層からヒアリングした課題や問題点を元に、それを解決する施策や企画を考えているのですが、私の考えた施策がベストかどうか分からないので、それをブラッシュアップするためにも現場社員が考える課題や問題点も知りたいところなのですが、多くの現場ではアイデアをぶつけてみても、そのような意見が出てきません。しかも、施策が良いかどうか分からないけど、何となく不満、とか、何となく無気力、みたいな人も結構いたりします。現場がこれでは、どんなに良いアイデアや施策であっても結果が出ません。

ではどうするのか?「社員の考え方改革」を行います。

どんな人でも仕事をしていれば、自分なりの改善案や対応策などを考えるものです。だけど、それを上司に話しても「そんな事より目の前の仕事をまずは頑張れ」となることが多いのではないでしょうか?そうすると、提案者はこう考えます。

「上司が無能だから、オレのアイデアを採用してくれない」

でも本当はそうではないのです。あなたの提案が的外れだから上司は考えてくれないのです。

どう的外れなのか?あなたの提案があなたの主観を抜けていないからです。

全ての仕事を数値化していく

ではどうすれば良いのか?

「数値を持って客観的な提案を考えろ」ということです。

売上を向上させることがあなたのミッションであれば、それを数値化していきます。

売上=客数×客単価

売上を伸ばすためには、客数と客単価を伸ばす必要があります。

今、あなたが取り組んでいるビジネスは、客数と客単価、どちらが伸ばしやすいですか?それを考えていきましょう。

例えば「客数」と一言に言っても、「新規顧客」と「既存顧客」という2種類のお客様がいます。新規顧客は文字通り、新しくゲットしたお客様です。既存顧客とは別の言い方をすればリピーターです。一般的に新規顧客を獲得するコストは、既存顧客を獲得するコストの10倍かかると言われています。とすると、まず着手しなければならないのは、既存顧客のリピート回数を伸ばすことです。

既存顧客のリピート回数を伸ばすためにはどうすればよいかわからない?いえいえ、あなた自身が日々の中で沢山のリピート施策に出会っているはずです。例えば、次回割引券をもらったとか、ポイントをもらったとか、LINE登録でクーポンをもらったとか、様々なリピート施策は世の中に溢れています。その中で、自分の仕事でもマネできるものは何かないでしょうか?

BtoBの営業マンだったら、次回割引券を会社に発行してもらうのは難しいでしょう。しかし、例えば次回購入を割り引くとか、次回購入時には他のサービスをおまけにつけるなどの工夫は出来るのではないでしょうか?

このように、「客数」だけでもまだまだやれることがあるという事になるはずです。


「客単価」も同様です。マクドナルドで「ポテトはいかがですか?」と必ず聞かれるのは、客単価を上げるための施策が会社として定着していることを示しています。


こういった施策に結び付けていくためにも、まずは現状の数値化が必要です。客数も客単価も分からなければ、それが分かる仕組みを考えましょう。

うちの会社では難しい?

私が過去経験した事例で、客数、客単価が一切わからないという小売りがありました。このケースでは、まずは数値を収集することから始めました。最初は「正」の字でお客様の数を数えるだけでも良いのです。そして、客数が分かれば、「売上÷客数」で「客単価」が分かります。そしてそれを続けていけば、季節ごとの傾向などもわかってきます。

こうして、データに基づいた分析から改善施策をまとめてみてください。そしてその提案を上司に説明してみてください。恐らくほとんどのケースで、上司は真剣に取り合ってくれるでしょう。

必要とされる人になる

こういった事を主体的にやった人やチームは、会社から必ず評価されます。

また、こういった仕事を繰り返し行っていくことで、自分自身の経験値も蓄積され、能力が向上していきます。そうすれば、転職先なんて引く手あまたになるでしょう。

会社の上司の顔色を窺って、自分が頑張っていることをアピールするだけの仕事人生なんて、何にもならないと思います。そのためにも、難しいことかもしれませんがまずは考えて行動してみてください。

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